『 Scarborough Fair 』 | The Don Friedman Vip Trio | 0:35:24 |
0:35:24 | Usen C50 2005年06月13日2枚目 『 Scarborough Fair 』 |
1 Along Came Betty(05分26秒) | |
2 You'd Be So Nice To Come Home To(09分19秒) | |
3 Sandu(05分59秒) | |
4 The Island(06分14秒) | |
5 Two To Tango(03分41秒) | |
6 Take Time For Love(04分45秒) |
http://www.village-records.com/88/discogra/VRCL18825.html
Personnel: ドン・フリードマン (piano) ロン・カーター (bass) オマー・ハキム (drums) |
VIPという名が相応しいトリオによるエキサイティング・バトル! |
昨年、異色の組み合わせで話題を呼んだドン・フリードマン VIPトリオの第2弾がいよいよ登場。円熟味を帯びた繊細な音色と、アグレッシブな解釈で注目を浴びているドン・フリードマン(p)と、ジャズ、フュージョン、ロックの頂点に立つ数々のアーティストに信頼の篤いオマー・ハキム(ds)はそのまま、今回のベーシストにはジャズ界の重鎮、ロン・カーターが参加。ドン・フリードマンとロン・カーターはサイドメン同士として他アーティストのアルバムでの共演はあるが、ドン・フリードマン名義のアルバムで対峙するのは初めてとなる。また、オマー・ハキムとロン・カーターも長年を通じての知り合いであるにも関わらず、共演するのは今回が初めてである。スタンダードを中心とした選曲コンセプトは踏襲したまま、今回は新たにタンゴのリズムを取り入れたドン・フリードマンのオリジナル曲も1曲取り上げている。タイトル曲『スカボロー・フェア』はサイモン&ガーファンクルが大ヒットさせたイギリス民謡。ドン・フリードマンが得意とするワルツ形式の楽曲にロン・カーターのボウ(弓)が独特の風合いを付け、新たな世界が展開される。圧巻はワン・テイクでかつ9分強の『ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ』。3者が互いの音に耳を傾けながら惜しみなく個性をぶつけ合う。まさにVIPトリオならではの醍醐味が凝縮されている1曲といえよう。ラストを飾るのはドン・フリードマンのソロ演奏による『星影のステラ』。トリオでの熱気あふれる演奏とは対照的な、叙情的な演奏がアルバムを締めくくる。 |
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ドン・フリードマン (Don Friedman) 1935年5月4日、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。5歳でピアノを始め、50年代中頃から西海岸を中心にデクスター・ゴードン、ショーティ・ロジャース、バディ・デフランコ、チェット・ベイカー等と共演して頭角を現す。1958年にニューヨークに居を移し、以降ペッパー・アダムス、ブッカー・リトル、ジミー・ジェフリー、アッティラ・ゾーラー等と共演するかたわら自己のトリオを結成。62年録音の『サークル・ワルツ』で一躍注目を浴びる。70 年からクラーク・テリーのビッグ・バンドにも参加、現在もクラーク・テリーとの関係は続いている。ピアニストだけではなく教育者としても熱心に後進の指導にあたっている。 |